*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(408) **
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***201-Aの古典ラジオ***
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修理依頼
*** 30年9月7日〜 ***
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*前回に続き、神奈川県のN様からの修理依頼です。
*真空管ラジオの始まり辺りのラジオで、当然電源は無く電池使用のラジオです。
*A=DC5V,B=90V,C=45Vほど必要でしょう。
A
*真空管構成は、201-Aが5本使用されてます。
*ナス管3極で、RF2段ー検波ー低周波2段です。
*バリコンは4個、調整が大変ですが、この辺りがマニアさんに好まれる所でしょう。
B
*このラジオを見ますと、5球スーパーがおもちゃに見えてきます。
C
*それでは修理を始めます。
*最初は検波から低周波渡しの段間トランスの断線です。
D
*この手の断線は当たり前でしょう。
E
*せっかくのトランス、今風の形は使用できませんので、中身をかき出し、最近のトランスを詰め込みます。
*この作業が大変です。
F
*新しく段間トランスを入れます。
G
*元に戻しました、これで修理の跡が分かりません。
H
*201−Aが5本、、、この球は最近少なくなりました。
I
*部品が揃いましたので、電源を製作致します。
*201Aは直熱管ですので、フィラメントは直流点火致します。
*他Bは90V、Cは45Vほどの予定です。
J
*取付孔加工が終わりました。
K
*トランス、端子、スイッチ等取付。
L
*A電源は5V安定化、B,CはアバウトでOKでしょう。
*5V出てます。
M
*此方が正面です。
N
*とりあえず80BKでテスト、0,03VダウンですがOKです。
O
*線を繋いで受信テスト致しましょう。
P
*ラジオ側も繋ぎます。
Q
*予想以上に感度良く聞こえますが、チューニングが面倒です、本来なら3連バリコンでやるのが筋ですが、この時代には3連バリコンの考えが無かったのでしょう。
*スイッチを入れると、1秒以内に鳴り出します。
*レオスタトでフィラメント電圧を調整しまして、聞き良い位置を探しますが、マニアさんはこの辺りを好むと思います。
R
*ケースの底板が剥がれているので直します。
S
*裏側からも補強致します。
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*シャーシーをケースに戻しもう一度受信テスト。
22
*大きな音で元気に鳴りますが、やはり調整にはコツが必要です。
23
*これで201A5本のラジオ修理が終わりました。
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*ラッパスピーカーを繋いで音のテスト、大きな音で聞こえてます。
依頼者N様
お待たせ致しました
里帰りができます。
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*大変古いラジオですが、綺麗な状態です。
*大事に長くご使用下さい。
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