*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(354) ***

***サンヨーST管ラジオ、SS−48***  
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修理依頼修理依頼は依頼者様とご相談しながら修理を進めます。
*** 29年11月30日〜 ***

@
*愛知県のK様からの修理依頼です。
*SS−48ですが、どこか違います。
*オークションで落札され、出品者さんから直接送られて来ました。
A
*オリジナルの裏蓋は綺麗です。
B
*皆さんご存知のネーム。

C
*シャーシーはまあまあでしょう。
D
*スピーカーが少し違うようですが、サンヨーのネームが。
E
*サビが少し、サビを落として塗装致します。

F
*見事な埃、配線に修理の形跡はありません。
G
*スイッチを入れ受信確認、でも煙がでました。
*コンデンサーの発熱で、パラヒンが溶けています。
H
*トーンと音量ボリューム、新品に交換致します。

I
*コンデンサー、抵抗、全部交換致します。
J
*取外した部品です。
K
*シャーシー塗装。

L
*溶けて落ちたパラヒン。
M
*なんとま〜、、依頼者様と交換するかご相談になります。
*交換することに決定。
N
*正面パネルを外した形跡があります。
*正面に張られている、エキスパンドを外して、ネットを張替えたようです。

O
*痛みが凄い。
P
*エンブレムも無残な姿。
Q
*やはりネット張替えたようです。
*このSS−48にはエキスパンドが無いと寂しいので、何とか致しましょう。

R
*メモリ盤を外すのに苦労しました。
S
*全面パネルを外します。
*三角リブはノミで外すと楽です。
21
*ケース分解寸前。

22
*接着して乾くまでこの状態で。
23
*IFT内のコンデンサー、セラミックの黒頭と交換します。
24
*交換が終わりました。

25
*ボリューム2個新品に交換。
26
*古いボリューム軸を切断して、軸を延長致します。
27
*依頼者さまのご要望で、外部入力ジャック取付、これでラジオ側で外部機器の音量調整ができます。
*明日から配線を始めます。

28
*配線が終わりました。
*OSCのコンデンサー1個以外、抵抗共、全部新品です。
29
*調整、感度良く聞こえております。
30
*取付いていた終段の真空管が6ZP1でしたので、42と交換致しました。

31
*外部入力のテストを致します。
32
*CDプレーヤー繋いでテスト、OKです。
33
*チューニング糸を新しく。

34
*指針取付。
35
*エンブレムを綺麗に。
36
*ケースの化粧を始めます。
*かなり荒れてます。

37
*塗装薄利して白木に。
38
*ニス仕上げが終わりました。
39
*チューニングメーターの枠も綺麗に。
*サンドペーパーでこすれば簡単に綺麗になりますが、この後処理をしておかないと1年もしないうちに黒ずんできます。
*これはオリジナルとかけ離れる邪道なやり方です。

40
*豆球とホルダーのゴム交換。
41
*サランネット張替え。
42
*ケース組立。
*アルミのエキスパンドの目が少し違いますが、ガマンして下さい。

43
*新品のスピーカー。
*ラジオには十分すぎるクラリオンです。
*連続5W、MAX15Wの余裕があります。
44
*シャーシーを入れます。
45
*真空管挿してスピーカーテスト。

46
*迫力のある音質と音量です。
47
*裏蓋取付。
48
*右斜めより。

49
*左斜め上より。
*ケースにカーテンが写ってます。
50
*正面より。
51
*右斜め上より。

これでサンヨー、SS−48の
フルレストアが終わりました。
依頼者Kさま
お待たせ致しました
里帰りができます。


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