*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(311) ***

***ナショナルMt管HiFiラジオBX−210高周波一段***  
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このラジオはオークションで美品と言う説明で出品されてており
写真でも綺麗に見えましたが、いざ姿を見ますとかなりお疲れの
姿で、チューニング窓のパネルも割れておりました。
前回のラジオも同じ出品者で、同じくパネルが割れておりました。
いずれも写真では分かりません、出品者の名前を公表するのは
問題があり控えますが、皆さんジャンクはご注意下さい。

*** 29年2月11日〜 ***

@
*BX−210が来ました、凄い姿ですフルレストア致しましょう。
A
*シャーシーにサビが無いのは助かりました。
B
*一度修理されてる感じが致します。

C
*このBX−210特有の抵抗の焼けです、焼けていなくても使い続けると、このようになりますのでご注意を。
D
*原因はこのロータリースイッチです。
E
*交換致しましょう。

F
*ベークが炭化してここからBが漏れてしまいます。
*マジックアイのBと6BD6のBを切り替えてます。
G
*新しいRSWに交換、回路を変えます。
H
*配線が終わりました、RSWに付いていたRとCは、ラグ板を使い別の所に取付けます。

I
*RSWの軸延長。
J
*バリコンゴムも交換致します。
K
*新しく交換。

L
*抵抗を交換。
M
*これでコンデンサー抵抗の交換が終わりました、電解ブロックコンはダミーで残します。
N
*調整、、、さすが高一、私の所では日本放送はかろうじて聞こえますが、このラジオは感度良く聞こえてます。

O
*ボリュームにガリが少しありました、修理しても1〜2年でガリが出ますので、新品に交換。
P
*チューニング糸も新しく。
Q
*OUTも新品に交換。

R
*取外した部品です。
S
*暫く鳴らしておきます。
21
*ケースの修理を始めます。
*剥がれはウッドパテで埋めます。

22
*補強リブはしっかり付いているようですが、殆どが片側が付いていません。
23
*接着します。
24
*同じく接着。

25
*乾くまで待ちます。
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*塗装剥離して白木に。
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*このケースはラワンですので、細かな凹みがあるので、との粉で埋めます。

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*今回はカラーニス仕上げに致しました。
29
*木目が綺麗に残りました。
30
*ケースの組立。

31
*スピーカー取付け。
32
*指針バック板取付。
33
*シャーシー入れて受信テスト。
*NFBをかけてあるので音質が良く聞こえてます。

34
*正面。
35
*割れを接着補修致しましたが、細い傷が残りました。
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*斜め右より。

その内どこかに
お嫁に行くでしょう。

結納金のお尋ね
歓迎致します。
37
*これでナショナルBX−210のフルレストアが終わりました。


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