*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(226) ***

***ナショナルEF−850、3バンドラジオ***  
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*** 27年11月9日〜 ***

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*ナショナル3バンドEF−850が来ました。
*MWはかすかに聞こえる、SWはノイズのみ、FMもかすかなノイズ、大掛かりな修理になりそうです。
*フルレストア致しましょう。
A
*埃が凄い、まずは清掃。
B
*シャーシーにサビが出てません、外観は綺麗な部類でしょう。

C
*各バンドのチェック、MWは極端な感度不足、SWはOSCが止まってます、FMもOSCストップです。
D
*ボリュームが交換されてます。
E
FM部は広いので修理は楽です。

F
*Bのダイオード前のR、焼けてます電解ブロックコンの漏れあたりでしょう、電解ブロックを交換しないとじきにこうなります。
G
*電解ブロックを交換しますが、見えませんので障害物を最初にどかします。
H
*やっと外しました。

I
*シャーシー内スペースが無いので外に取付けましょう。
J
*他のコンデンサーを交換しながら戻します。
K
*ボリュームの値が2MΩ以上ありましたので、新品に交換。

L
*こんな感じです。
M
*部品交換終了しました。
N
MWは元々OSC発信してました。

O
*SWはスチロールの不良でした。
P
電源スイッチ付、音質調整ボリュームもダメでしたので、新品に交換。
Q
ボリューム軸の延長。

R
*FMを忘れてました、やはりCの不良。
S
*FMも感度良く鳴って、マジックアイも完全に閉じます。
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*取外した部品。

22
*ケースの修理を始めます。
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*ネットは特に汚れてますので、洗浄しましょう。
24
*ネット部分の組立て、綺麗になりました。

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*両サイドの白い部分が色あせてますので、塗装準備。
26
*白く綺麗になりました。
27
*ケースの組立て。

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*綺麗なチューニング部です。
29
*スピーカー新品に交換。
30
*シャーシーを入れてスピーカー配線。

31
*コンデンサーは真空管から離れているので、熱影響は少ないでしょう。
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*オリジナルの裏蓋。
33
*正面より。

これでナショナル
EF−850の修理が終わりました。

3バンドとも
納得のいく受信感度に仕上がり
FMの音質は特に綺麗に聞こえてます。

その内どこかに
お嫁に行くでしょう。

早々、奈良県にお嫁に行きました。
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*化粧板の損傷がなかったので、綺麗です。
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*ツマミは複製です。



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