*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(117) ***

***放送局型弟123号受信機ラジオ***  
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修理依頼
*** 26年4月2日〜 ***

*長野県のK様よりの修理依頼です、真空管は光るが音が出ないとの症状です。
*昭和17年、72年前のラヂオですが、状態は良いと思います。
*放送局型123号、、、このあたりからラヂオがラジオに”ヂ=ジ”変化したようです。 *当時の検査済票、真空管配置図です。

*真空管、12YV1−12YR1−12ZP1−24ZK2−B37です。
*B37は抵抗管。
*おや、、、、、?12YR1の所に12YV1が刺さってます?鳴らない事はないがR1にするべきでしょう。
*シャーシーはサビも無く綺麗です。
*コンデンサーは全滅です、新品に交換、抵抗は値の変化が激しいものだけ交換致します。

*高一コイルのB一次側が断線してます、修理するしかないでしょう。 *マグネチックスピーカー、一度修理されてるようですが、振動板がハンダで隙間がありません、これでは極端に音が悪いか、鳴らないかのどちらかでしょう、テスターでもクリック音が聞こえません。 *配線、部品、全部取外しました。

*アース線の配置。
*10K−2WのVR新品に交換。
*配線が終りました。
*抵抗も全部新品に交換しました。
*テスト用スピーカーで受信テスト、感度は5球スーパーとさほど変わり無し、ガンガン鳴っております。

*マグネチィクスピーカーは蚊の鳴くような音でした、原因は以前修理のときにハンダを流しすぎたでしょう、振動版の隙間がありませんでした。 *この部分です。 *組み立て完了。

24Z-K2の交換で無事修理完了しました。

*ケースに入れ受信テスト、、、音量が小さい?昨日はBが148V、今計ると100Vほど?、良く見ると整流管ヒーター片側が光っていない?、この球はどうも片ユニットの絶縁が悪くなるようだ。



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