*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(74) ***
製作依頼
*** ナショナル3球再生ラジオケースに5球S組み込み***  
戻る

*** 25年6月14〜日 ***

*横浜市のT様からの製作依頼です。
*古典縦型ラジオのケースに5球スーパーを入れて欲しいとの事です。
*このラジオ元はナス管3級ラジオのようです、70年以上前の感じです、中身がそのまま残っていればお宝の部類でしょう。 *5球スーパーのシャーシーを入れてみました、両側の補強板が大きすぎて入りませんので、何とか外して収まりました。
*後から補強したようです、オリジナルの補強ではありません。
*次はスイッチ、ボリュームのシャフト位置の高さを合わせるのに板を引きます。
*当然ケースには穴が開いてるので、それに合わせて3個のシャフトを移動致します、ケースに穴を開けなおすわけにはいきません。
*ご覧のようになんとか収まりました。
*後は目盛り盤を製作しなければなりませんが、これは私の知り合いにオーダー致します。
*目盛りの上に穴が開いておりましたので、依頼者様のご要望でパイロットランプを付ける事に致します。
*コンデンサー、抵抗、配線、殆ど外して新規にやり直します、今回は電解コンデンサーはダミーに置く必要は無いでしょう。
*シャフトの位置変更です、後日VCとプーリー交換、ANTコイルも交換致しました。 *配線が8割ほど終わりました。 *配線の終了です。
*調整です、最初感度が悪くこまりましたが、ANTコイルをHiQに交換、調整で良くなりました。
*私の所は日本放送の受信がすごく悪いため、日本放送が聞こえるまで調整等を致しております。
*これでシャーシー関係は終わりました。

*次はケースのダメージのタッチアップです、その後ニス仕上げを致します。
*本来このラジオにはPLは似合いませんが、穴があけられていましたのであまり目立たない小さなネオン球を取付けました。 *知り合い(JH4ABZ OM)に製作依頼しておりました目盛盤が来ましたので、取付け、ピッタリです。 *シャーシーをケースに入れました。
*依頼者様にお渡しするときは、真空管試験機で検査した真空管を付けます。

*来週早々、発送の予定です。
*受信テスト、やはりケースにスピーカーを取り付けますと小さなハム音が気になります、明日直します。 *正面から。
*パイロットランプの光が目盛盤の後ろから照らしております。
*ほぼ完成です、修理と違い手間がかかりました。
*昭和7年のナショナルR−33(3球)ラジオケースにST管5球スーパーを組み込みました。

*平成25年6月22日、完成。
*完成致しました。 *時代のわりに状態の良いラジオケースでしたので、長くご使用できると思います。

■ ご質問などありましたらこちらにどうぞ。 ■
DE JA2OZX