*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(455) ***

***自作、高一2バンド6球スーパー***  
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確認依頼
*** R3年8月1日〜 ***
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*京都府のO様の自作高一6球スーパーです。
*受信が少し悪いようで、配線確認依頼で来ました。
*スプレッドVCを付けて、短波のチューニングが楽なような回路に組まれております。
A
*配線が綺麗に組まれております。
*OSCコイルの位置が、高周波増幅管のソケットを隠すような位置なので配線が見えません。
B
*OSCコイルのカソードから容量不明のCでアースされてます、カソード側は配線を絡めてあるのみ???。
*数PFのCはカウンター用でしょう。

C
*OSCコイルを外して、最初からやり直し致します。
*回路図と少し違うコイルのようです。
D
*最初にIF段のチェック、455を6BD6のGに入れても変化が有りません。
*IF段から先に直します。
*AVCメーターやら外部切替がなされておりますが、配線は切断致し、回路図通りに戻します。
E
*IF確認に6AV6のソケットピンが見えないため、C,Rを移動致しました。
*PU,トーン、AVCメーター回路は全て取り払いました。

F
*初段管A6の1番ピンとアース間に導通があるので、ANTコイルの配線を疑います。
*ANTコイルを外して配線チェック。
*2次側のE端子はAVCに行きますが、同じE端子がアースに配線されていました、これではAVC回路がアース間で短絡です、AVC電圧が下がらないわけです。
G
*今回は分かりやすくする為にリード線を色分け、先に長めに繋いで置きます。
H
*ANTコイル取付ます。

I
*ANTコイルの配線、OSCコイルが付くと見えなくなるので、十分確認をしておき、先に455の確認を致します。
J
*昨日届きましたIFTの100PFのCが一つ不良、交換後
455の調整、AVC電圧が-13Vほど出ましたので、ANTコイルを付けて調整、静かなものでノイズも聞こえません。
K
*原因はRF段の真空管ソケットの接触不良です。
*指で真空管を動かすと、ガンガン聞こえますが、離すと何も聞こえません。
*ピンの差し込み部を狭めても変わりありませんので、交換になりますが、もう一度OSCコイルを外し、ロータリースイッチも外すようになるかも知れません。
*部品の確認をしないで組んであるので、後の祭りです。
*タイトソケットの中古は使用しないのが良いでしょう。








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