*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(449) ***

***ナショナル、ストレートラジオ***  
戻る
修理依頼
*** R3年3月24日〜 ***

@
*神奈川県のN様からの修理依頼です。
*ナショナル、ストレート5球です。
A
*綺麗に清掃されており綺麗です。。
B
*シールドに入った3本のコイル。

C
*5球ですが、スーパーと比べると、C、Rが少なく、当時のコンデンサーが使われてます。
*コンデンサーは全数交換、抵抗はチェック致します。
D
*電源トランスのチェック、フューズが切れています。
E
*トーン調整ボリュームに付いている電源スイッチがNGですので、修理致し最悪交換になります。

F
*先にトランスに100Vを繋ぎチェックを致します。
*B電圧は両波で376V、フィールドスピーカーが接続されていたでしょう。
*整流管5V、他2、5Vも正常に出ております。
G
*スイッチ付きボリュームを修理致しました。
H
*最初にハムバランサーと、検波管224パワー管47B(3YP1)渡しのコンデンサー交換。
*黄色のコンデンサー0.01はトーン回路に改造された物で外します。

I
*依頼者様から、電解ブロックコンデンサーを取り外し、錆を取れとの指示です。
*塗装は不要になりました。
J
*2本共リークしてますので、ダミーに取付けます。
K
*シャーシーさび取り後、電解ブロックコンデンサーをダミーに取付。

L
*シャーシー内の電解コンデンサーを外しました。
M
*電解コンデンサーのケースをバーナーであぶり、中身を出しました。
*電解コンデンサーのケースだけ元にダミーに戻します。
N
*付いていた58のUZソケットを外し、235のUYソケットに交換。
*58から235に変更すると、受信感度はかなり悪くなります。

O
*ケースがハンダ付けで組まれており、熱で分解したので組立て
P
*シルバーグレー色で塗装。
Q
*タップのネジが腐食でビスの空回り。

R
*最初M4で立てましたがネジ山が立たず、M5で立て直し。
S
*M5のビスでしっかり固定出来ました。
21
*平滑コンデンサーです。

22
*既存の抵抗は抵抗値が倍以上高く、仕様不可ですので殆ど交換になります。
23
*中身を出したコンデンサーケースの中に中継ラグで3個の新しいコンデンサーを入れました。
24
*電源コード、電源スイッチ、トーン可変の配線が終わりました。
*後はスピーカー待ちです。

25
*外部入力の接続コードの製作。
*3,5Φステレオプラグの中に抵抗を2個入れ、ステレオをモノラルに集合させます。
26
*外部機器接続コードの完成です。
27
*UYプラグを付けてスピーカーと接続。
*このプラグをラジオに接続しないと、ラジオの電源が入りません。

28
*スピーカーを繋いで受信テスト。
*受信OKです、後は調整を致します。
29
*調整が終わりました、高一再生より感度は悪いようです。
*真空管を数本お預かりしてますので、差し替えで良い球を選択したいと思います。
30
*依頼者様より、ダイナミックパーマネントSPに交換されたいとの事で、フィールドの変わりに2KΩ30W抵抗に交換。
*平滑入り口で395V、元々高いB電圧でした。

31
*平滑出口で306Vに、フィールドのときは320Vでしたので、良しと致します。
*当時は感度を上げる為、B電圧を高く使用したようです。
32
*最初に1.5KΩ10Wでテスト致しましたが、火傷する温度に上昇したので、2KΩ30Wに交換致しました。
33
*丸い筒は、前回改造時に付けられたらしく、RFCですが、減衰が多く感度低下するので、最近の4mHのRFCを付け、ダミーに残しました。

34
*真空管を数本変えて受信テスト、224より24Bが感度良いようです。



■ ご質問などありましたらこちらにどうぞ。 ■
DE JA2OZX