*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(442) ***

***昔のフィールドスピーカー***  
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修理依頼
*** R2年11月2日〜 ***

@
*神奈川県のN様からの修理依頼です。
*当時の高級フィールドスピーカーで、重量が10Kgあるでしょう。
A
*外径30Cmほどあります。
*AC100VをDCに変換、フィールドを動かします。
B
*最初にセレンが使用できるか、チェック致します。
*如何にか使用できそうです。

C
*コイルにAC100Vを入れてみます。
D
*ラジオを繋いでテスト、鳴りません、OUTが断線のようです。
E
*OUTを繋ぎます。

F
*鳴りました、音質もかなり良く、フルパワーでも音にひずみが殆ど出ません。
G
*AC100Vを繋がなくても、小さな音で聞こえます、フィールドが長い間に磁気を帯びているようですが、使用には問題が無いでしょう
H
*タールの中にトランスとコンデンサーが埋まってますので、かき出して新しいトランスとコンデンサーを取り付けます。

I
*作業を始めて3時間、気が遠くなります。
*粘りがあり、まるで接着剤の中にある感じです。
K
*取り出す方法をバーナーでケースに熱を加え、タールを溶かし、逆さにして簡単に取り出せました、わずか1分ほどです。
*皆さん、庭先で作業されて下さい、タールに火がつかないように十分注意して下さい。
L
*ケースの汚れを綺麗に取り、吹き付け塗装です。

M
*トランスとコンデンサー取付。
N
*裏蓋を。
O
*スピーカーにケース取付。

P
*配線を済ませ、セレンにAC100Vを繋ぎ鳴らしてみます。
*良い音で聞こえております。。
Q
*これで修理完了です。
*トランスの一次側断線と、コンデンサー寿命のスピーカーでした。
*このスピーカーは始めて見るタイプでした。
R
*接続コード。
*右、SP単体で使用時のAC100V用。
*左、SO,BOXのAC100V用。






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