*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(414) ***

***古典ラジオ、ナショナル4球***  
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*** 30年12月9日修理再開R1年5月31日 ***
昨年の12月に中断致しまして、本日修理再開致しました
依頼者H様大変ご迷惑をお掛け致しました。

@
*千葉県のH様からの修復依頼です。
*オークションで落札されまして、出品者さんより直接送られて来ました、ナショナル4球ラジオです。
*ケースの状態が良く、このままで十分でしょう。
A
*動作するようですので鳴らしてみましたが、感度が少し悪く、音量もあがりません。
B
*24B−24B−3YP1−12Fの球ですが、オリジナルは47B−12Bあたりと思います。
*24B−24Bを58−57回路に変更依頼です。
*シャーシー上面とトランス類にかなりサビがあるので、サビ取り後、塗装致します。


C
*シャーシー内は2度ほど修理の形跡が感じます。
D
*シャーシー取出しがてこずりました。
*木のパネルがシャーシーに固定されてますが、元はケースに取付いていたと思います。
E
*当時のペーパーコンデンサーです、交換致します。

F
*同じく大変古いコンデンサーです。
G
*平滑の電解コンデンサー、おそらく交換は2〜30年前かと思います。
H
*UYを外してUZを取付けます。

I
*チョークトランスをいったん外してサビ落とし致します。
J
*取外した部品、当時のコンデンサー殆どが使われてました。
K
*配線は殆どやり直しになります。

L
*シャーシーサビ落とし後の塗装、乾くのに時間がかかる塗料です。
M
*UZソケット取付け。
N
*アース配線を先に。

O
*ボリューム10KΩ新品に交換。
*ボリュームが3YP1に配線されてましたので、58のカソード側に入れることに致します、再生高一なので、初段の動作を可変するのが通常です。
P
*配線は後少しで終わります。
Q 修理再開
*電源コードを布製に交換。

R
*マグネチックSPのコイル断線なので交換致します。
S
*新しいコイルと交換が終わりました。
21
*受信調整と言っても2連VCのトリマーだけです。
*感度良く鳴ってます。

22
*このラジオはシャーシにスピーカー取付板が着いた物です。
23
*古典ラジオの雰囲気がでるチューニングメーター。
*後はケースに入れて完了です。
24
*シャーシーを入れます。
*58-57-47B−12Fの構成に変更。

25
*オリジナルの裏蓋。
26
*感度良く鳴ってます。
27
*当時のまま良い状態です。
*これで完了致しました、依頼者H様お待たせ致しました。



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