*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(398) ***

***日立 ”モナ”F−530、FM付3バンド真空管ラジオ***  
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修理依頼
*** 30年7月10日〜 ***

@
*神奈川県のF様からのフルレストア依頼です。
*ハム音しか聞こえません。
A
*大型ラジオで横幅60Cmあります。
*これでFMが聞こえるラジオは珍しいです。
B
*大きなスピーカー、柔らかな音が聞こえると思います。
*3バンド共聞こえるように致しましょう。

C
*このラジオを箱から出すとき、ケースがゆがむ感じが致しましたが、案の定分解寸前です。
D
*全面も外れる寸前です。
*生まれは名門ですが、育ちが悪かったようです。
E
*補強リブも手で動かしただけで外れてしまいます。
*湿度の高い所に保管されていたようです。

F
*接着して乾くまでこのまま。
G
*又別な所がはがれておりました、予想外のケースです。
H
*シャーシー部を先に勧めます。

I
*3バンドですので込み入ってます。
J
*左、電源と検波、低周波部、ハム音のみですのでおそらく整流のセレンの不良でしょう。
K
*右、FMフロントエンドとMW,SWのMIX部です。

L
*やはりセレンの不良です。
*ダイオードに交換して、平滑コンデンサー全部交換、受信してみますと、3バンドとも鳴りましたが、音質が悪く、FMが特に感度不足です。
M
*中央の抵抗が焼けてます、配線を見ますと6AJ8のIFT手前の抵抗です。
*この6JA8は、10.7と455のIF増幅部で、SW受信のときIFT10.7をバイパスさせるためRSWにBを繋げてあり、RSW部がPL切替の6.3Vにリークしておりましたので、過大電流が流れ焼けたようです。
*このバイパス回路は不要ですので切り離します、メーカーがSWの効率を少しでも上げるためにした事でしょう。
N
*電源部、検波、低周波部回りの古いコンデンサー交換。

O
*FM、MW,SW回りも交換が終わりました。
*これで音質も良くなるでしょう。
*明日は調整、FM、ANTコイル部のズレが大と思います。
P
*調整です。
*455、10.7ともにかなりの狂いがありました。
*FMも調整後感度良く聞こえております。
*MW,SWもOKです。
Q
*チューニング糸を新しく張りなおし。

R
*取外した部品。
*電解ブロックコンはダミーに残しました。
S
*ケースの修理に戻ります。
21
*側面片側の化粧板が剥がれてありません。

22
*塗装薄利した所、木目が出ましたので、側面に木目板を張りましょう。
23
*新しく木目の板貼り付け。
*後は依頼者さまのご要望で、ニス仕上げ致します。
24
*依頼者さまのご要望で、正面の枠は濃い茶色に塗装致しますので、マスキング致します。

25
*枠の塗装が終わりました。
26
*続いてニス仕上げ。
27
*正面パネル組立。

28
*これでケースの修理が終わりました。
*依頼者さま、茶色の塗装は正解でしたね。
29
*スピーカー取付。
*ネットワークCが不良で交換。
30
*ツマミを取付、受信。
*良い音で聞こえてます。

これで日立”モナ”の
レストアが終わりました。

依頼者Fさま
お待たせ致しました
里帰りができます。
31
*マジックアイ新品に交換、下の押しボタンスイッチで、マジックアイON−OFFできます。
32
*チューニングメーターパネルも透明度があり綺麗です。


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