*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(343) ***

***ドーム型古典ラジオ***  
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修理依頼
*** 29年8月31日〜 ***

@
*長崎県のM様からの修復依頼です。
*ドーム型の並四でしょう。
*古さを感じます、戦前のラジオです。
A
*裏蓋もオリジナルのようです。
B
*トランス、1:3、VC、UX、これだけ?。

C
*部品取りされたラジオのようです。
D
*バリコンがバラバラ、不足部品があると組立不可です。
E
*シャーシー内、豆コンだけ。

F
*並四を新しく組むしかないでしょう。
G
*部品がそろい始めたので組立始めます。
*バリコンは部品欠損のため組立できませんので、別の物に交換。
*トランスに5V端子が無いため、ダイオード整流に変更。
H
*依頼者様のご要望で、外部入力ができるように致します。

I
*トランス取付。
J
*コイルは配線が終わってから取付けます。
K
*アースの引き回し。

L
*外部機器使用のため、平滑2段に致しました。
*後少しです。
M
*配線が終わりました、スーパーと違い、調整は再生のかかり具合だけです。
再生がかかり過ぎなのでコンデンサー入れて調整。
N
*スーパーに比べ感度が悪いですが、5mのアンテナ線でガンガン聞こえてます。
*次は外部入力のテストを致します。

O
*外部機器接続、スイッチ上で外部機器になり、ラジオ側で音量調整可能です。
P
*CDプレーヤーでテスト、OKです。
*並四は普通音量ボリュームは必要ありませんが、外部機器の音量可変のため取付けました。
Q
*ケースの修理を始めます。
*せっかくの戦前ラジオですので、補修程度の修理で古さを残したいと思います。

R
*先にチューニング目盛りを作ります。
*CADで書きます、私の本業なので苦になりません。
S
*目盛りをバリコンシャフトに取付。
21
*ケースの補修が終わりました。

22
*ケースにシャーシーを入れます。
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*外部機器使用致しますので、スピーカーは20Cmの大きな物取付けました。
*音量と音質UPのため、6ZP1を42に交換。
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*これで完成です。
*古さを残すため、サランネットは交換致しませんでした、今流行の5球スーパーに赤白のネットでは、このラジオには合いませんね。

これで戦前のドーム型ラジオの
修復??が終わりました。

依頼者M様
お待たせ致しました
里帰りができます。
25
*並四にしては感度良く仕上がりました。
*スイッチを入れますと、チューニング目盛り盤が豆球に照らされます。
26
*CDプレーヤー繋いでテスト、、、OKです。



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