*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(332) ***

***ナショナルMt管ラジオBM−400***  
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*** 29年6月19日〜 ***

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*前回に続き、秋田県のS様からの修理依頼です。
*ナショナルBM−400アメリカン風のラジオです。
*鳴らしてみましたが感度が極端に悪く、900KHz以下はバリコンの短絡のようで受信不能です。
A
*ケースの状態は良く、裏蓋も綺麗です。
B
*前回と同じく横配置です。
*配線がボロボロで危険です。

C
*埃を払い暫く眺めておりました。
D
*難関があります、スイッチとシャーシーの間のコンデンサーに液漏れが見られますが、半田ごてが届きません。
E
*仕方ないのでスイッチを外します、これで交換ができるでしょう。
*一部の配線がボロボロ、これも交換しないと危険です。

F
*ペーパーコンデンサー全部交換、スイッチボックスを元の位置に。
G
*電解コンデンサー交換致します。
*ラグ板取付。
H
*交換が終わりました。

I
*同じ所にバンドを利用しました。
J
*バリコンゴムが溶けてますので交換致します。
K
*交換後元に戻しました。

L
*900KHz以下が受信できない原因です、バリコンの羽が不ぞろいで、短絡状態です。
M
*スキマを均等に、これでOKです。
N
*真空管のチェック、まだまだ元気な球です。

O
*調整、IFT455と受信調整、感度良く聞こえてます。
P
*チューニング糸を新しく張替え。
Q
*交換した部品。

R
*ケースの化粧を致します。
S
*細かなキズがかなりありますので、できるだけ綺麗にしたいと思います。
21
*磨きが終わり目立つキズは無くなりました。

22
*このラジオの黒は希少です。
23
*チューニング目盛りのカバーも綺麗になりました。
24
*ナショナル特有のボロボロ配線、交換します。

25
*新しく交換致しました。
26
*シャーシー取付。
27
*ボタンの位置は、この状態が電源OFFです。

依頼者S様
お待たせ致しました
前回のラジオ2台と
里帰りができます。
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*右側3個のボタンが、電源スイッチをかねたトーン切替ですので、3個のボタンどれを押しても電源ONになります。
29
*これで修理完了です、元気に鳴っております。


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