*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(242) ***

***パイオニア3バンドチューナーアンプ***  
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修理依頼
*** 28年1月25日〜 ***

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*神奈川県のM様からの修理依頼です。
*パイオニアの3バンドチューナーアンプです。
A
*やはりFM回路は本格的です。
*お預かりしてSPを繋ぎスイッチ入れてみましたが、かすかなノイズのみ、かなりの重症です。
B
*FMラジオと違い配線がスッキリしております。
*疑う箇所はオイルコンデンサーと巻き線抵抗辺りでしょう。

C
*FM部です、抵抗の一部が気になります。。
D
*FMのIF部、これは調整が楽です。
E
*Bの平滑抵抗と、ドロップRでしょう、最初に疑いました、やはり断線です。

F
*ボリュームの抵抗値が12MΩ、交換しました。
G
*Bの平滑Rをセメントの30Wに交換。
*本来CHを使用したい所です。
*これで電源入れてテスト致します。
H
*終段6AR5−PPです、片方のG1にDC電圧が出てます、渡しの0,1μがNG、カソードにも150V近い電圧が、先が思いやられます。

I
*整流管後の電解ブロックです、ラグを付けて新しく交換します。
J
*新しく22+22。
K
*アンプ初段12AX7の電解ブロックを新しく交換。
*ラジオ音声増幅はこの回路使用しません。

L
*Kと同じく、取付けスペースの関係で別な所に新しく。
M
*ラジオとは関係なく、アンプ初段の全体です。
*やはりラジオの平滑回路に比べますと贅沢です、22μを6個、B回路に入ってます。
N
*この時点でSWのみOSCストップです。
*コイル、3000PF、R−SWのどれかが不良と思いますので、SW単独にバイパス組んでテスト、3000PFの不良です。

O
*Cを交換、配線を元に戻します、正常に発信致しました。
P
*これで全部の不具合を直しましたので、明日は受信テスト、調整を致します。
Q
*チューニング糸を新しく。

R
*調整、IFのずれは殆どありませんでした。
*受信感度は、MW,SW.FM、満足のいく感度になりました。
*ラジオ音声はアンプのトーン回路を通りますので、高音、低音、単独調整が可能です。
S
*アンプ部のテストです。
*CDプレヤー繋いでテスト、やはり今風の外部機器と合いませんので、改造を致します。
*3極6段ですので、外部入力を抑えませんと、入力過多になり、ひずみが出ます。
21
*PHONO端子のHとLにステレオで入れて、中で集合致します。

22
*配線と抵抗値を変え、今までモノラルでINしてましたが、ステレオで入れて集合、モノラルに変更致しました。
23
*CDプレーヤー繋いでテスト、OKです。
*本日は時間が取れませんでした、明日周波数表示カウンター出力端子を増設致します。
24
*カウンタージャック取付け、テストOKです。

25
*取外した部品。
26
*後暫く受信テストします。
27
*上から見る全体。

28
*感度良く聞こえてます。
*後はケースのお化粧ですが、天気が悪いので中断します。
29
*塗装表面を軽く研磨して塗装。
30
*   々。

31
*組立て。
32
*綺麗になりました。
33
*これで修理が終わりました。
*今回は不具合が多く修理に時間が掛かりました。

依頼者M様
お待たせ致しました
修理が終わりましたので
里帰りが出来ます。


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