*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(238) ***

***古典ナショナルR−130並3ラジオ***  
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修理依頼
*** 28年1月7日〜 ***

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*長崎県のM様よりの、修復依頼です。
ナショナルの並3ラジオです。
A
*ケースはしっかりしてますが、塗装は時代相応です。
B
*56−12A−12Fの構成です。
*オリジナルは、227-112A-112Bのナス管です。
*感度は期待できません。
*マグネSPが断線しております。

C
*シャーシーの塗装は良いでしょう。
*平滑のチョークトランス断線です。
D
*並3ですので、部品はほとんどありません。
*RFCは断線しておりません。
E
*電源トランスの絶縁が良いので、電源を入れて各電圧チェックしたところ、正常に出ております。
*手前がANT再生コイルです。

F
*綺麗なマグネチックスピーカーですが。
G
*残念、コイル断線です。
H
*ケースの剥がれを直します。

I
*電源平滑回路と、12Aのバランサーまで終わりました。
J
*配線が終了致しましたので、受信テスト。
*やはり3極管の並3です、感度悪い7mのアンテナ線で、1局かろうじて聞こえる程度です、並4ですと感度は格段に良くなるのですが、しかたありません。
K依頼者様ご希望で外部入力ジャック取付け、CDプレーヤー繋いでテストOKですが、音量ボリュームが無いため音量最大状態です、外部機器側で調整するしかありません。

L
*ケースのメンテを致します、古典ラジオですので塗装薄利までは出来ませんので、表面の汚れを研磨してクリア仕上げになります。
M
*ケースの補修が終わりましたので組立て。
*私の所持してました同じスピーカーを取付けました。
N
*純正の裏蓋。
*電源コードは新しく交換。

O
*古いラジオです。
P
*今回はオリジナルを残す修復としました。
Q
*チューニング窓が古さを感じさせてくれます。
*3極管と12Aで増幅と言うラジオとしては、5球スーパーと比べられないほど感度が悪いので、長いアンテナ線が必要になります。


これで古典ラジオ
ナショナルR−130型
並三ラジオの修復が終わりました。






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