*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(230) ***

***サンヨーSS−48N型***  
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修理依頼
*** 27年11月15日〜 ***

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*宮崎県のF様よりの修理依頼です。
*SS−148と間違えるほど似ております。
*フルレストアのご要望です。
*外部入力のジャック取付けます。
A
*シャーシーにサビがかなり出てますので、サビ落とし後、塗装を致しましょう。
*スピーカートランス断線、真空管42が抜けてますので、元に戻します。
裏蓋が無いので製作しましょう。
B
*148とも48とも違います、SS−48N型と言う機種があったようです。

C
*シャーシーを出して修理開始です。
D
*指針も違います。
E
*148のマジックアイ無しの機種のようです。

F
*コンデンサーは全部交換、抵抗も半分はダメでしょう。
G
*外部入力が使用できなくしてありますし、一部回路が間違ってます、配線からして自作キットのようです。
H
*殆ど取外して、ボリューム2個新品に交換。

I
*古い配線チューブの交換。
*回路図では平滑抵抗は2Kですが、このラジオはBが高いので3Kにしました、ハムの軽減にもなります。
J
*これで配線とC,Rの交換が終わりました。
*電解ブロックコンはダミーで残します。
*PU切替は後にして、とりあえず受信調整をやります。
K
*SSGから455を入れ、IFTの調整。

L
*IFTはかなりずれてました、AVC電圧にして3倍ほど。
M
*受信感度は凄く良い、これなら依頼者さまに満足して頂けるでしょう。
N
*ボリュームを絞っても、かすかに聞こえます、原因はDH3Aです、交換で止まりましたが、使用には差し支え無いと思います。

O
*次は外部入力ジャックと切替スイッチの取付け。
*古い端子を外して同じ場所に。
P
*CDプレーヤー繋いでテスト、、OKです。
*ラジオ側で音量調整ができます。
Q
*シャーシーさび落とし後の塗装。

R
*電源コードは布コードに致しました。
S
*チューニング糸交換。
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*指針の取付け。

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*ケースの修理を始めます。
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*合板のはがれが所々にありますので、接着します。
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*凄い埃です、ネット張替えましょう。

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*ネット張替え。
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*ケースが綺麗になりました。
*状態の良いケースでしたので、補修、クリア仕上げです。
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*ケースの組立て。

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*シャーシーを入れて、スピーカートランス新品に交換。
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*受信テスト。
*NFBをかけてあるので、音質が良い。
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*左斜めより。

これでサンヨー
SS−48N型のレストア終了です。

依頼者Fさま、お待たせ致しました
これで里帰りができます。
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*正面より。
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*チューニングメーターも綺麗になりました。


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