*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。（１７６） **
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***シャープ７H−１２３型高周波一段HiFiラジオ***
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修理依頼
*** 27年4月3日〜 ***
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*岐阜県のA様よりの修理依頼です。
このラジオは久しぶりになります、現状鳴りますがハム音が気になります、それとチューニングがスムーズではありません。
A
*３連バリコンの高周波一段です。
*真空管５本で複合管無し、、、ダイオード整流でしょう。
B
*シャーシーはサビも無く綺麗です。
C
*チューニングツマミにフライホイール付きです、これが付いてますと長い間に糸のすべりがでるので、良し悪しでしょう。
D
*コンデンサーは全部交換します、配線はOKでしょう。
*チョークトランス使用、豪華なラジオです。
E
*コンデンサーがパンクしてます、AC１００Vの所、これはよくあります。
F
*抵抗は値の変化が激しい物を交換します。
G
*AVC回路の０，１μ、電圧は数ボルトしか掛からないのに使用年数でしょうか、パンク寸前です。
*電解ブロックコンデンサーも同じ年代の物です。
H
*電解ブロックコンデンサーが狭い所にあります、必ず交換する部品です。
*さて、、、作業にかかります。
I
*配線が終わりました。
K
*電解ブロックコンデンサーを外して、新しい電解Cに交換、ラグ板を使用、狭くて２個は別な所に。
L
*調整です、IFT４５５ほぼOKです、受信が３段階切替ですが、ローカル受信が極端に感度不足ですので、抵抗値を変えて正常にしました。
M
*ケースのメンテは無しの予定でしたが、正面パネルにガタがあり、内側にかなりの埃が見られるので分解。
N
*依頼者様がなるべく新品に近づけて欲しいとのご要望ですので、ついでにケースの塗装薄利、オイルステインかニス仕上げを致します。
O
*接着、、、乾くまでこのままです。
P
*塗装薄利して白木に。
Q
*との粉を塗り細かな目をふさぎます。
R
*正面の枠がこげ茶ですので、オイルステインで濃く染めました、この時点ではつやはまだありませんので、後でクリアニスを吹き付けます。
S
*外部入力ジャックのご要望です。
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*ＣＤプレーヤーを繋いでテスト、いつもより音量が少し弱く、チリチリ音がかすかに聞こえる？？
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*案の定６ＡＶ６の内部短絡です、ラジオ受信では気が付かないでしょう、交換します。
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*６ＡＱ５、長い間ご苦労様でした、交換しましょう。
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*バリコンゴム交換。
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*糸の交換。
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*ニスが乾いたので組立てですが、今回ビスを外したところほとんどのビスがさびて折れたりでした。
*特殊なビスですが、今の時代ネジの問屋に行けば何でも手に入るので助かります。
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*ケースの組立てが終わりました、後はシャーシーを入れて終了です。
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*シャーシーを入れて受信テスト、音質の良いラジオで、低音が綺麗に聞こえてます。
*この状態でしばらくテストします。
依頼者Ａさま
お待たせ致しました
これで里帰りができます。
29
*マジックアイ新品に交換、輝いてます。
*豆球も９個新品に交換。
30
*これでフルレストア終了です。
*感度、音質共ＯＫです。
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