*** 真空管ラジオ、修理〜製作の部屋。(147) ***

***ビクターFM−AMラジオ***  
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修理依頼
*** 26年9月17日〜 ***

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*千葉県のS様からの修理依頼で、ビクターのFM−AMの2BANDラジオです。
*フルレストア致します。
A
*電源が入らないとのことです。
*裏蓋は自作のようですが、換気穴が小さすぎます。
B
*真空管構成=17EW8の標準6球+整流ダイオードです。

C
*真空管を外し清掃、サビが無く綺麗なシャーシーです。
D
*ペーパーコンが数個、交換でしょう。
*B回路がダイオード、修理にはありがたいです。
E
*FMのMIX部、何か怪しい雰囲気です、FMは鳴らないでしょう?。

F
*ペーパーコンが狭いところにもぐりこんでるので、交換が大変ですが気合を入れて直します。
G
*ボリュームを外さないと写真真下にある電解ブロックが見えません。
H
*配線を外しました、電解コンデンサーはダミーで置いておき、新品に交換します。

I
*ペーパーコンデンサーは殆ど交換。
J
*後一つ、コンデンサーのリード線がRSWの一番下に行ってます何とか交換しないといけないでしょう、ハンダ小手先がとどきません。
K
*なんとか交換できました、FMのOSCコイルのコンデンサーの不良、交換したので鳴るでしょう。

L
*調整です、AM,FM共感度良い。
M
*FMは外部アンテナが必要ですが、私の所ではてきとうな線で感度良く聞えてます。
N
*糸を新品に交換。

O
*さて、、ケースの修理を始めます。
P
*正面のパネルが割れてます、接着するしかないでしょう。
Q
*元は飾り金具が接着されていたのでしょう、これも綺麗にします。

R
*サランネットが汚れていたので綺麗に。
S
*板が剥がれて無くなってます。
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*薄い板を貼り平らに。

22
*接着が乾くまで締め付け。
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*板の木目は印刷ですので、塗装薄利すると木目が無くなるので、補修程度のカラーニス仕上げです。
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*ケースの組立てが終りました。

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*綺麗になりました。
26
*LEDが来ました、ラジオ本体より長持ちするでしょう。
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*シャーシー固定ネジのゴムが溶けており使用不可ですので、取付方法を改造致します。
*明日は修理完了になるでしょう。

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*ケースにシャーシーを入れます。
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*真空管の熱がかなり出ますので、換気穴を大きくしました。
30
*完成です。

依頼者さま
お待たせ致しました。
31
*50年ほど前のラジオですので、新品の状態にはなりませんが、ご使用下さい。



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